写真家

2016年06月05日 22:03

サラ・ムーン。

彼女の写真を ずっと眺めていると、
なんだか そこから、物語が始まりそうな、
そんな気がして、
なかなか その場を動けない。

実際 彼女は、
写真をつなげて 物語を作る。
あらかじめ 物語の筋書きがあって、
そのための写真をとっているのか、
とった写真をつなげて 物語を作るのか、
どちらが先かは 分からない。

芝居小屋を こっそり覗き見しているような、
ワクワクする感じと 
ドキドキする感じが入り混じったような、
そんな 気分になる。
実際、彼女の作品に、
「サーカス」というタイトルの 写真があって、
白黒で映し出された 写真のなかに、
金色のメリーゴーランドだとか、
ワインレッドのベルベットのカーテンだとか、
そんな華やかな世界が 頭を過ぎる。

以前、ヴィヴィアン・マイヤーの写真を見たときにも、
写真の中に ストーリーがあるなあ、って思ったのだけれど、
彼女の写真は もうちょっと現実的な、
たとえば 写っている人物の生きざまだとか(もちろん、想像なんだけれど)、
この世界の本質、そんな感じのものを 受けとった。

瞬間的に 一枚の画におさめられる、
それぞれの 個性。

先日伺った、ISSEY MIYAKEの展覧会。
その場にいたときは あまり感じなかったんだけれど、
サラ・ムーンの撮った ISSEY MIYAKEのコスチュームを見て、
彼の服は、とても 日本らしい要素を持っていたんだなあ、と再確認。

彼女が表現する、
鳥と木、
そして 色のついた洋服の写真が、
とても素敵だ。

64sara2.jpg


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