音のお祭り 霧島ピースギャザリング

2011年05月17日 10:39

ひとつイベントがあると、次から次へとあちこちでいろんなお祭りが開かれる。
今、九州は お祭りだらけ、だ。

13日から3日間、霧島・野々湯温泉で開かれている霧島ピースギャザリング

昨日の照明寺でのお祭り騒ぎで 今朝はみんなゆっくりモード。
近くの温泉に出かける人や、次のライブに出かける人。
さよこさんたちは朝早くに 屋久島行きのフェリーに乗るために市内に向かったようだ。

今日の夕方、京都行きの夜行バスに乗る予定をしている私は、
あやちゃんと ピースギャザリングを ちょっとだけ覗いてみることにする。

この日の夕方に出番だ、と聞いていたHouちゃん。
バスの時間があるから今日は見られないね、と諦めていたのだけれど、
到着と同時に Houちゃんの歌声が聞こえてくる。
ラッキー、だ!
野外の歌も、開放感があって気持ちいい。
(私は断然 野外派、なのだけれど、昨日の本堂ライブは例外的にすばらしかった!)

霧島PGティピ 霧島PG沖縄

ほとんどの人が 3日間テントを張ってここで生活をしていて、
ライブを楽しんだり、ワークショップを楽しんだり。
食べ物や手作りのものを売っているお店やキャンピングカーもたくさんあって、
いつかこんな風に 野外のフェスでお店を出せたらな、と思う。

もみの木じゅん 霧島PGお店 

今回の鹿児島は、完全に ’音の旅’。
いつもより短めの3日間、で あっという間に過ぎてしまったけれど、
久しぶりに大親友に会って、料理をして、音を楽しんで、
大切な出会いもあって、
タイミングって大切なんだな、と実感できた3日間。
そして、結果として、進むべき次の道も見えてきた。

ありがとう、あやちゃん。
ありがとう、みんな。
またいつか!

動くとき

2011年05月17日 10:38

鹿児島1日目の夜、突然 携帯電話が鳴る。
誰だろう、と思って見てみると、以前付き合っていた彼氏からだった。
連絡を取るのは たぶん 2年ぶりくらい、だ。
今年の3月から世界一周の旅に出る、と言っていたので、
まだ 彼が日本にいることに少し驚く。

まったく連絡を取っていなかったのだけれど、
数年後、数十年後にでも いつかまた会う機会はあるだろうな、と直感的に思っていて、
けれども、こんなに早く連絡が来るとは思っていなかったので びっくりする。
だいぶ久しぶり、なのだけれど、
彼が私にとってとても近い存在だったからか、
当たり前のように普通に話す。

彼は、私が今年の夏 湘南に働きに行こうと思っていることを知って、
それについて、考え直した方がいいよ、と電話をくれた。
私とモリトくんには共通の友達がいて、
私がイギリス留学中に一緒だったナナ、という女の子なのだけれど、
私は少し前、彼女に、湘南で働きたいと思っていることを伝えていた。
彼はそれをナナから聞いた様子だった。

彼は東京で仕事をしていて、
3月11日の大地震のあと、友達のいる東北地方に自ら足を運び、
そのままボランティアを続ける予定だったらしいのだけれど、
福島の原発で爆発が起こってから、放射能による身の危険を感じ、原発について調べ始めた。
福島原発の放射能は 風に流され、雨に溶け込み、海に流れ出し、
その土地で育つ植物や 水は もうすでに汚染されてしまっている。

私は 関西に暮らし、福島の原発の現状が分からないくらい遠いところにいて、
地震が起こる前とたいして変わらない不自由のない生活を送り、
ほんとうは 今、とても危険な状況にある、ということに気付いていないのだ。
今、世界規模で新しいところに進むべきタイミングなのだ、ということを、
見逃しかけているのだ。

彼は 私と同じような夢を持っていて、
居心地のいい空間を作り上げる、ということなのだけれども、
原子力のエネルギーを使わないで それをつくる方法を、彼はもう探し始めている。
関東に暮らす彼は、今 生きていく、ということにとても危機感を感じていて、
これからの子供たちのために、自分の子供のために、
今もなお稼動し続けている すべての原発を 今すぐにでも止めるべきだ、と言った。
多分、彼には彼なりの考えがあって、
それをやり終えてから 旅に出るのだと思った。
私は私で、これからやっていきたいと思っているパーマカルチャーについて話す。


ライブの次の日の朝、お寺の縁側で、
前日のライブに出演していた さのまきこさんと話す機会があった。
彼女はもともと舞踏家で、歌を始めたのは10数年前からだ。
歌うことにまったく興味のなかった彼女が、他の誰かに’歌’としてメッセージを伝えるようになったのは、
京都で行われたブラジルのアヤワスカのワークショップでの経験がきっかけだ。
彼女はそのアヤワスカ体験で、目の前のすべての植物が一体化して 緑色の光になっているのを見た。
すべてのものは一つだ、ということを 彼女は体で実感してしまった。
その後くらいから 言葉が次々と彼女に降りてきて、
彼女は それを 歌として表現していかなければいけない、
これが 私の使命なのだ、と思ったそうだ。
そして、今回の原発の話題になる。
彼女もそれまで 原発に対しての知識はそれほどなかったようなのだけれど、
これを機に自分でいろいろと調べ、それについても私に話してくれた。
日本という国は、この国はとても安全で、
この安全な国が認めた原発を、ほんとうはとても危険なものなのに、
私たちは まったく危機感を持つことなく それと一緒に日々暮らしている。
核の危険性を知る人々は 国民にそれをひた隠し、
いますぐ危険な状況になるわけではないから、と
この大きな問題を 次の世代、次の世代へと責任転嫁しようとしているのだ。
今回の地震で、少なからず 以前よりは多くの人々が原子力の危険性に気付き、
これからは それをなくしていこう、という動きになるはずだ、
世界はこれから変わっていくはずだ、とまきこさんは言っていた。


同じタイミングで、同じ話題について彼らと話し、
彼らの話は 新聞やテレビの情報とは違って、私にとってはとても特別で、
もう少し先に、と考えていたエネルギーの問題、
多分、これは 今 取りかからなければいけないんじゃないか、と思うようになった。

モリトくんはもうすぐ 住み慣れた東京を離れて、しばらくの間だけ 京都で暮らす予定、だ。
彼に直接会って 彼の考えを聞きたい、と思う。
何かできるんじゃないか、と思う。

にじのうた☆げ

2011年05月17日 10:37

3人の小さい子供たちと一緒に暮らしているあやちゃんは、
朝早く目を覚まし、夜は早めに布団に入る、という日々を送っていて、
普段 なかなか お酒を飲んだりしてゆっくりする時間がなく、
こんな特別な日は滅多にない、と 昨日は一緒に 結構遅くまで話し込んだ。
彼女と初めて会ったのが、20代前半のころ。
もう、10年以上も経つ。
仕事をして、子育てをして、あわただしく過ぎていく日々の暮らしの中で、
そのなかで 自分のやりたいことも少しずつやって。
私なんかより だいぶ 地に足のついた女性だ、と尊敬する。

夜 遅くまで起きていたにもかかわらず、お酒を飲まなかったからか、朝早くに目が覚める。
縁側に差す日差しが、光に照らされて透き通る庭の緑が 心地いい。
10時ころから 料理にとりかかる。
今日のイベントの全部のことを担当しているあやちゃんの指示に従いながら、
といっても 始終彼女はお寺の中のどこかをうろうろと駆け回っていて、
彼女がキッチンに戻ってくるまで、一緒に料理をしている近所のおばちゃんや、
大阪から来ているあやちゃんの妹の友達、ありかちゃんと話しながら、
たとえば私の住む地域でも定期的にある 村の婦人会の集まりはこんな風なのかな、
などと思いながら、楽しい時間を過ごす。
本堂の方からはリハーサルが始まっているのか、Houちゃんやさのまきこさんの歌声が聞こえてくる。
ちょっと一息、とお寺の縁側に行くと 庭ではナラさんたちのジェンベのリズム。
生のジェンベを聞きながらコーヒーブレイクだなんて贅沢だな、と思う。

17時過ぎ、近所の親子連れや 藤谷家の友達など、次々と人々が集まってきた。
小さな赤ちゃんや子供連れのお父さんお母さん、
70、80代のおじいちゃんおばあちゃん。
お寺、って そういう場所なのだ、と思う。

藤谷ファミリーと照明寺に入りびたる人々で結成された’寺ガールズ’。
隣の宮崎から藤谷家にもよく遊びに来ているHouちゃん。
Houちゃんと同じ村に住み、舞踏家で唄歌いのさのまきこさん、
屋久島に向けて九州音の旅真っ最中の、サヨコオトナラ×Ya man Riddim。

お寺の本堂に響く’音’は もう、特別だ。
もし今後 彼らの音楽を他のどこかで聞くことがあったとしても、
今日のこの記憶がかき消されてしまうことは絶対にないだろうな、と感じるほど、
心に響く。
Houちゃんと 地元でフラを教えているゆかりさんの念願のコラボレーション、「舞う」。
神秘的で、暖かくて、いっときも目を放すことができないくらい 力強い。
サヨコオトナラ×Ya man riddim。
とにかく、かっこいい。
’サヨコオトナラ’のライブは まだ見たことがないのだけれど、
この日の河内さんとナラさんのリズムは、最高に かっこよかった。

Hou「舞う」
http://www.youtube.com/watch?v=mX4TrQD7ewc

蓮あかり黄 宴こども
寺ガールズ Houちゃんゆかりさん
まっきーさん さよこさん

この日はお寺でライブがある、ということで、
昔っからお寺に入りびたっていた若い人々(といっても、もうみんな30前後なのだけれど)が
たくさんライブを見に来ていて、打ち上げに参加していた半分以上は地元の若い人。
久しぶりに顔を合わせる人も多かったようで、あちこちで賑やかな鹿児島弁が飛び交う。
’寺ガールズ’でギターを弾いていたせいやくんがギターを弾き始めると、誰かが歌い始める。
Houちゃんがあやちゃんに どんとの’波’を踊れ~、と吹っかけると、
ひとり、ひとり と立ち上がり、フラの舞いが始まる。
「お~い、お~い、お~い、お~い 波~」
ナラさんは 横にあったジェンベを叩き出す。

打ち上げ波 竹あかり

この後も 遅くまで 宴は続く。
久しぶりに お酒を飲んだ。

ほんとうに楽しい、温かい ’うたげ’だった。

鹿児島 音のたび

2011年05月17日 07:43

前回鹿児島を訪れたのは2、3年前だったか、、、。
大学を卒業してから、海外に旅をし始めるようになるまでは、
毎年のように鹿児島に住む友達に会いに行っていた。
大学からの親友、あやちゃん

今回中米の旅を終えたら 久しぶりに 彼女に会いに行くつもりだった。
5月くらいに訪れるつもりだけれど、、、と電話をすると、
ちょうどその頃 5月の中旬に、
彼女の実家のお寺で、
彼女の友達 サヨコオトナラのさよこさん、宮崎出身の唄歌いHouちゃんたちがライブをするよ、
ということだったので、
当初行く予定をしていた大分の「虹の岬まつり」に行くのをやめて、
直接 鹿児島に向かうことにした。

いつもなら、数ヶ月前にチケットを予約して 飛行機で鹿児島空港に向かうのだけれど、
今回は 夜行バスを利用することにする。
京都発 博多乗り換えの 鹿児島空港行き。
待ち時間も合わせると トータルでだいたい14、5時間。
長距離のバス移動は 中米旅行で もう慣れた。

飛行機だと 陸の上をピューッとひとっとびで気付かないのだけれど、
陸路で行くと 県境をひとつひとつ越えて、
福岡、佐賀、熊本、宮崎を通って、
だんだんと鹿児島に近づいているのが分かって、
’旅’を実感することができる、のだ。
昼間のバスなら 景色が望めて もっといいのだけれど。

あやちゃんの実家は 鹿児島空港から車で数分。
久しぶりに会うのだけれど、何年も会っていなかった気がしない。
まるで 昨日も会っていたような感覚。
いつものこと、だ。

到着すると あやちゃんファミリー、藤谷父と妹が、明日のライブのために本堂にステージを作っていて、
それを手伝う。
去年 半年以上かけて改装した、とう本堂はきらきら光り輝いていて、
この仏様の前で音が放たれるのか、と思うと、
とても神々しい、というか 他の場所で聞くのとは全く違う雰囲気になるだろうな、と思う。
ライブステージには 藤谷父手作りのカラフルな蓮の灯かりが並べられて とても幻想的だ。
今回のイベント、照明寺での’にじのうたげ’は、東日本大震災のチャリティーライブ。
あやちゃんとさよこさんによる合同企画。
イベントの総指揮はあやちゃんが取る。
ライブのあとの打ち上げご飯も手作りで、ということで、
私はこれをお手伝いさせて貰うことにする。

夜、九州を南下して 満月の日に屋久島・天然村でライブ予定のサヨコwith Ya man riddim、
さよこさん一行がお寺に到着。
Ya man riddim河内さんは、三男さとるくんと一緒だ。
大人たちがご飯を食べたり、お酒を飲んで 長旅の疲れを癒している横で、
さとるくんとあやちゃんの3人の子供たちはお菓子パーティー。
掘りごたつの中に子供たちだけの基地を作ったりして、楽しそうだ。

サヨコさんのライブも Houちゃんのライブも まだ見たことがない。
そして、料理の準備。
とても楽しみだ。

にじのうたげ

水のある風景 / 草津・彦根

2010年09月03日 23:13

サンフランシスコから帰国した ステンドグラス職人えりちゃんに会う。
彼女も 滋賀に住んでいる。

彼女がたまに訪れるという 草津の湖岸、水生植物園近くにある 
蓮の群生を見に行くことにした。

草津駅は しょっちゅう利用するのだけれど、
草津から琵琶湖を眺めたことは 一度もない。
植物園のある’からすま半島’という地域が存在することすら 知らなかった。

蓮が 美しいピンクの花を開花させるのは 7月~8月で、
あいにく 花はすでに 散っていたのだけれど、
それでも、湖岸を埋め尽くす 蓮の葉の群集には 圧倒させられた。
毎年 同じ時期、同じ場所に こうやって花を咲かせる 植物の命のサイクル。
枯れてしまうと 自ら水底の土に戻り、そして また新しい芽を出す。
植物は 地球の一部なのだ、とあらためて思い知らされる。

この辺りは、駅周辺の 賑やかな町並みとは打って変わって、のどかで雄大だ。
どこか 遠いところに来ているようで 不思議な感じがした。
私の知らない 草津の一面だ。

hasu1.jpg hasu2.jpg

からすま半島から そのまま湖岸道路を北上し、彦根まで。
彦根湖岸にある 北欧小物を扱うカフェ Vokkoに向かう。

汐の香りはしないのだけれど、時折 海の側を走っているような錯覚に陥る。
30年以上 滋賀に住んでいて、湖岸をこんな風にドライブするのは 初めてだ。
私の住むところから 琵琶湖に出るには 結構な距離があるのだ。
彦根に行くのも 今回で2度目だ。

空き家だった小さな別荘を 改装して作られた 北欧風のカフェ。
店内には 北欧から買い付けられた食器やキッチン用品、文房具などが並べられていて、
それらの 色使いやデザインが 素敵だ。
店内は テーブルが少ないせいか すっきりとして見える。
カウンターの中には とても素敵な 若いオーナー夫妻。
突き当たりは 全面がガラス張りのドアになっていて、太陽の光が差し込み、外の景色が一望できる。
ドアの向こう側の庭には テーブルとベンチが1つずつ。
そして、その庭のすぐ向こうは 湖(!)なのだ。
まるで プライベートビーチだ。

迷わず 庭のテーブルを選び、コーヒーと手作りの焼き菓子をオーダーする。
絶好のロケーションに やや興奮気味で、水辺まで走る。 
砂は 焼けるように熱かった。
琵琶湖は 場所によって見え方が違う、と思うのだけれど、
そこから望む琵琶湖は 砂浜があるせいか 海に近い感じを受けた。
水の透明度はあまりないけれど、’地元の人しか知らない 静かな水辺’といったところだろうか。

庭の特等席は ちょうど木陰になっていて、それほど暑さは感じない。
久しぶりにいただく カフェインの入ったコーヒーも、とてもおいしい。
自分の家の庭から こんな景色を望むことができれば、どんなにいいだろうと思う。

居心地もとても良く、随分と長居してしまった。
えりちゃんとの会話も心地よく、お互いにどこか似ている部分があるんだな、と思う。

’空間’というものは、
それを作った人が長年抱き続けていた思いや その人の個性が ダイレクトに現れ、
そして そこにやって来た 見ず知らずの人に伝わる。
大切なのは、その思いを形にするタイミングと インスピレーション、
そして コネクション。
それらをどうやって 自分の見方に付けるかだ。 

vokko 看板 dog.jpg

vokko中1 vokko中2

vokko中3 vokkoトイレ

vokko niwa vokko湖2

vokko coffee vokko庭2

別れ際に えりちゃんから貰った ステンドグラスの旅のお守り。
勝手に「ハチドリ ∞」と名付ける。
光にかざすと 赤が透きとおって とても綺麗だ。
ありがとう、大事にするよ。

hachidori2.jpg








居心地のいい空間 / 逗子・葉山・鎌倉

2010年05月01日 02:53

鎌倉2日目。
逗子駅近くの披露山公園に向かう。
降ったり止んだりの雨の中、鎌倉からバスで披露山入口まで15分程度。

hiroyama バス停

バス停から公園までは 急な上り坂で、かなりきつい。
披露山公園は 父と母が よく私をベビーカーに乗せて連れてきてくれた場所だ。
もちろん 全く記憶にはないのだけれど。
曇っていて 富士山は見えなかったけれど、公園から見下ろす海岸は 素晴らしかった。
理由もなく 涙が出た。
バス停から少し歩くと百段程の階段があり、それを上って3、4件目のところに 当時住んでいたアパートがある、と母からメールを貰ったけれど、今回は他に回りたい所がいくつもあり、次回のために取っておくことにする。

hiroyama から
hiroyama park
hiroyama 桜

逗子駅近くの「あかり」へ。
1Fはオーガニック、ヘンプなどの洋服屋さん。
オーナー夫妻はとてもすてきな人だった。
数年前に東京から葉山に移ってきて、逗子でお店を開いているとのこと。
「この辺はとても住みやすいよー」とおっしゃっていたのが印象的だ。
みどりさん、りんごをどうもありがとう。

akari オレンジジュース
akari ヨグくん

葉山海岸通り沿い、ビーチサンダル屋さん「げんべい」へ。
倉庫のようなお店に、業務用の履き物や Tシャツなどが 所狭しと 山積みにされている。
人気が出ても、お店の佇まいが変わらないところが 地元の人からも根強く愛され続ける理由なのかもしれない。
仕事を辞めるときにオーナーに、とカラフルな青とオレンジのものを一足選ぶ。

genbei.jpg
genbei サンダル

逗子海岸沿いから 一本内側に入った 細い通り沿いにあるカフェバー「Cinema Amigo」。
不定期で映画の上映やライブも行われていて、花屋さんも併設されている。
ひとつの空間を ひとつの用途のみに利用するのではなく、
いくつもの要素を盛り込んで 融合させるといアイデアは、 
これからもっと増えていくのではないかと思う。

cinema amigo
cinema amigo2

逗子・田越橋のあたりにあるカフェCoya。
一度行ってみたかったお店。
居心地が抜群にいい。周りのお客さんが 気にならない。
テーブルの配置の仕方、椅子の向き、照明の明るさ、室内の温度、店内の音楽 そしてその音量など、
すべて 配慮された結果だと思う。

coya 店
coya 窓
coya トイレ
coya 洗面
coya カフェ内
coya りんごジュース

鎌倉最後の日、再び麻心へ。
贅沢に 由比ガ浜を一望できる席へ。海を眺めていると ほっとする。
ずっと ここで海を眺めていられたら、、、と思う。
前回いろいろ話をしたスタッフの方は、キッチンの仕事をしたいから、と別のレストランに移られたようだ。
彼も本格的にキッチンの仕事をしたいと思っていたんだ、、、と 少し嬉しくなった。
麻の実をふんだんに使った レンズ豆のベジタリアンカレーを辛めで注文。
カレーは そのお店のこだわりだったり、特徴があらわれるメニューのひとつではないかと思う。
麻心のカレーは 辛さの中にもやさしさがあり、とてもおいしかった。

magogoro看板
magogoro店
magogoroカレー

以前はよく カフェで本を読んだり、窓際に座ってただ外を眺めたりして 時間を過ごしたけれど、
最近では 自分がカフェで仕事をしているせいか、あまり行かなくなってしまった。
これだけ多くのカフェがあっても 居心地のいい空間というのは なかなか見つからない。
居心地のいい空間を作り出すのも 難しい。

今回は 自分が居心地がいいと思う土地で そういう空間を探して歩く、という旅でもあった。
それぞれのお店が それぞれに いいところや個性を持っていて、
人によって それをいいと感じるか 悪いと感じるかは違ってくる。
結局は、自分自身がそこにいて 居心地がいいな と感じられる空間を作りあげることが大事なんだ、
と再認識する。  
いつかそんな空間が作れたら、と思う。







ルーツ探し / 鎌倉

2010年04月30日 00:19

科学未来館のあと、鎌倉に向かう。

昨年初めて 自分の生まれた場所、神奈川の逗子を 1人で歩いた。
生まれて1年ほどしかそこにはいなかったので、映像としての記憶は全くないのだけれど、
何かしら その土地に 親しみを感じた。
海のにおいや 波の音、ざわめく緑。

今回 東京に行くと決めたとき またその辺りを歩きたい、と思った。
自分のルーツを 再び 感じる事ができるのではないか、と思った。

前回もお世話になった「ホテルニューカマクラ」。
スタッフの方の気取らない対応と、ホテルのたたずまいがとても好きで、
この辺りに来たら そこで宿をとることにしている。

ニュー鎌倉

チェックインをすませ、鶴岡八幡宮へ。
偶像の’神’を信じているわけではないけれど、
今年は後厄なので、お宮参りに連れてきてもらったこの神社で 厄除けのお守りを買おうと決めていた。

大銀杏

先月 倒れてしまった大銀杏の木の幹からは、きみどり色のあたらしい芽が 顔を覗かせていた。

お札にするかお守りにするか決め兼ねていたのと、お札の’神札’と’神宮大麻’の違いが分からなかったので、職員さんに尋ねてみた。
お札は家の神棚に供えるもので、お守りは身に付けるもの。
そして ’神札’は鶴岡八幡宮のお札、’神宮大麻’は神社の本宗とされる伊勢神宮のお札。
どこの神社にも’神宮大麻’は置かれていて、お札を購入する時は まず伊勢神宮のもの、
そして自分の住む地域の神社のもの、そしてその後 ひいきとする神社のものを供える そうだ。

昔は お守りの中身の札のみ を神社で配られていて、
札を入れる袋は それぞれ 気に入った布で手づくりしていたようだ。
その後、神社前のみやげ物屋などで さまざまな札用の袋が売られるようになり、
現在では 幅広い年齢の方に持ってもらいたい、、、ということで、
各神社が アニメキャラクターや 独自のデザインなど 様々な種類のお守りを販売しているようだ。
 
この日の晩ご飯は 前回うかがった 長谷にあるヘンプレストラン「麻心」にしようと決めていて、
江ノ電で長谷まで向かう。
長谷駅から麻心まで 由比ガ浜の海岸を歩いて向かう。
空には 満月に近い月。

hase 月と海
hase beach

あいにく麻心は定休日。
落胆しながら鎌倉まで歩いて戻り、駅近くにあるベジタリアン対応レストラン「Cafe Life Force」に予定を変更。
洗練された白いおしゃれな外観に、和風の粋な内装。
メニューも鎌倉野菜を使ったものや、マクロビオティックなもの、ヴィーガン対応のもの など、
とても工夫を凝らされたものが多い。
普段 ローフードを取り入れている私は、乳製品を一切使わない「マクロビオティックシーザーサラダ」をいただく。
たっぷり盛られた新鮮な生野菜とおいしいドレッシングで 疲れた体が生き返るのが分かる。

思わぬ予定変更で また1つ、いいお店に巡り合うことができた。

life force 看板
life force 店
life force サラダ

経験するということ / 東京 科学未来館

2010年04月29日 00:53

東京に行ったついでに せっかくだから、と 科学未来館に寄ることにする。
朝 渋谷を出て、通勤ラッシュのゆりかもめに揺られながら テレコムセンター駅まで。
滋賀から京都まで立ちっぱなしで、1時間かけて満員電車に揺られていた時のことを思い出す。

早朝の南ふ頭公園は ここは東京なんだろうか、、、と疑うくらい 静かだった。
私のほかに ジョギングをしている人が ひとりふたり。
開館時間までには まだまだ時間がある。 
東京湾を前に、ベンチに座って 本を読んで 時間をつぶすことにする。

途中、公園内清掃のおじさんが来て 少し話をする。
京都から来ていることを告げると、この辺りのいろいろな事を話してくれた。
近くに野生の蕗が生えていて それがとてもおいしい事、
そして いまから その蕗を採りに連れて行ってくれる、と。
一瞬 戸惑ったが、すぐ近くであることと、嫌な感じを受けなかったので 信じてついていく事にした。
彼は、実家が福岡で 料理旅館をやっていたこと、船でロシアまで行ったこと、
蕗のおいしい調理の仕方 などいろいろ話してくれた。
そして、だれかに与えたものは 必ずいつかは自分に返ってくる、と。
私の手さげの紙袋は 彼が持たせてくれた大量の蕗で いっぱいになった。
期待していなかった その優しさは、見知らぬ土地を旅している私の緊張を 少し解きほぐしてくれた。

minami-futo park
fuki.jpg

その後 彼は清掃用のトラックで、科学未来館の前まで送ってくれた。
ありがとう、おじさん。 
いただいた蕗、とてもおいしく出来上がったよ。

miraikan.jpg
miraikan青星

どうしても見たかった プラネタリム上映は14:00から。 
それまで、館内を見てまわる。

途中、暗闇の中で 時折 青い光を発する、円柱型をした装置に目がとまる。
科学の知識などほとんどない私は、ただその青い光が美しい、というだけで じっとその暗い筒のなかに佇んでいた。
そんな私に スタッフのおじさんが近づいてきて、その装置について 細かく説明してくれた。
彼の発する言葉は 科学用語と思われる 今まで聞いた事もない単語だらけで、全く理解できなかったが、
私は その説明を聞く事にした。
装置の名前は「カミオカンデ」といい、ニュートリノを観測するための装置だという。
暗い筒の中には 直径70cmほどの電球のようなものが びっしり貼り付けられている。
彼は、ニュートリノ検出でノーベル物理学賞をとった小柴教授のこと、
その電球のようなものを作っている日本の会社のこと、
その電球の表面の薄さは一定でなくてはいけなくて、現在のように機械の技術が発達した時代でも、
人の手で仕上げているということ、など丁寧に話してくださった。
最終的に信用できるのは 機械ではなく 経験を積んだ人の手、だと。

館内の壁にペイントされた オーストラリア先住民ヤミー・レスタの言葉。
「大地が私たちをひとつに結び付けます。私たちは大地を享受し、その物語を知っています。
 大地が私たちの生命であり、魂なのです。」

ag原住民言葉




伝統の意味 / 渋谷 UPLINK

2010年04月29日 00:09

職場の同僚、ようへい君の制作した映画「チャンドマニ」を渋谷まで見に行った。
旅に出る前に どうしても見ておきたかった。

uplink.jpg

モンゴルの伝統音楽ホーミーを通して、2人の青年が成長していく様を綴ったドキュメント。

この映画に触れるまで、モンゴルについての知識はほとんどなかった。
モンゴルというところがどんな土地なのか、人々がそこでどんな生活を送っているのか、、、。

かれらにとって’伝統音楽’とは、’趣味’や’楽しみ’としてはじめるものではなく、
知らないうちに身についている ’あたりまえの日常’だ。
お父さん、お母さん、おじいさん、おばあさんから 歌い継がれる 子守り歌のようなものだ。
けれども 最近では その自然の伝承は、ウランバートルのような都会では なくなってきているという。

その土地に適応する暮らし方。
大都会のような 人に重点をおいた場所では、人に都合のいいように 生活は成り立っている。
人と自然との調和。
地球上において、人は 主導権を握る権利を持たない。
すべてのものは 同等である、と思う。

モンゴルの民謡は、自然を歌ったものが多いという。
自然との調和。
だから、その言葉の響きは とても温かい。
その音楽も 温かい。

トンネル / 天川村

2010年03月24日 23:03

暗く長いトンネルの先に 小さな光が見えると、
人は 今自分のすすんでいる道は正しい、と安心感をおぼえる。

その 暗く長く続くその先に いつまでたっても光が見つからないと、
それは 人を不安にさせる。

今日、奈良天川村に行く途中のトンネルの中で そんなことを思った。

霧 
鍾乳洞上から

面不動鍾乳洞
鍾乳洞3 
鍾乳洞
鍾乳洞2



母なる湖 / 比叡山

2010年03月22日 23:29

久しぶりに比叡山へ。

ちょうど1年ほど前、妹と滋賀の阪本からケーブルでのぼった事を思い出す。
その時まだ1月で、雪が土手の脇に残っていた。

今回は、2年ぶりに再会したスウェーデンからの友達Martinと、京都出町柳から山頂へ。
幸運なことに、冬の間閉鎖されていたケーブルが、ちょうど前日から再開とのこと。

martin やちべ

叡山電鉄八瀬からケーブルに乗り、さらにロープウェイへと乗り継ぐ。

京阪絵電車 えいでん
叡山ケーブル ロープウェイ

ゆっくりとギシギシと音を立てながら動く、ローカルな電車や乗り物を目の前にすると
とても興奮する。

ケーブルから2 ケーブルから
山から琵琶湖 山の空

3月半ば、山頂はまだまだ肌寒い。
透き通る空気、そして、そこにある大なる自然。
山頂から見た市街地は、なにか偽物のようで、ミニチュア模型を見ている様だった。



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